豊岡市にて、その他条例設置の検討スタート

豊岡市では今月28日、国家戦略特区の建築基準法の技術助言に基づく新しい運用の検討がスタート致します。
豊岡市には木造3階建の建物群を抱える城崎温泉があります。現行の建築基準法において木造3階建は、保存・活用(用途変更・増築時)のハードルが高く、全国に誇る城崎温泉の生業や景観の承継には、建築基準法の適用除外に基づく新しい運用の仕組みが必要となってまいります。

1925年、大正14年5月23日の北但地震(北但馬地震)の焼失、地域の共有資産(コモンズ)である源泉開発・管理のための財産区の仕組みづくり、比較的小規模な経営をメインとする旅館の連なりや外湯を維持することで、1つの旅館内での囲い込みではなく、開かれた温泉街での観光づくり等、長いまちづくり活動の積み重ねの上に、今回の新しい挑戦があります。

会員の皆様へは詳細をHARNET通信にて詳細をご案内させていただきます。何卒宜しくお願い申し上げます。

 

豊岡市市長定例会見(6月2日) 関連資料 こちら

神戸新聞関連記事 こちら

プレスリリースを行いました

6月20日付けにて、下記のプレスリリースを行いました。

富山県氷見市・射水市 国家戦略特区に基づく歴史的建築物活用の全国第1号モデルへ

〜歴史的建築物を活用した定住・交流人口促進へ官民連携体制の構築〜

リリース発表はこちら

 

歴史的建築物活用勉強会@岐阜

会員の皆様へ。

平成26 年度6月12 日(木)19 時〜20 時半、岐阜市内にて
歴史的建築物活用勉強会が行われます。

ご興味をお持ちの皆様、是非ご参加下さい。お申し込みはinfo@h-ar.netまで。

 

歴史的建築物活用勉強会@東京

会員の皆様へ。古民家特区の方針に基づく、歴史的建築物活用勉強会のお知らせです。

平成26 年度6月13 日(金)19 時〜20 時半、都内にて
建築家、まちづくり団体、行政関係者、議員、専門家、オーナさん等による会議を開催致します。

実際に歴史的建築物の活用、改修の仕組みを実践されている建築士の方のケースをご紹介いただきながら、古民家特区に基づき、具体的にどのように新しい運用スキームをつくればいいのか、お話できれば幸甚です。

尚、大変恐縮ですが、少人数で、具体的な活動のやり方についての協議を行うことを目的とするため、主催者及び関係者による招待者及び会員のみのsemi closed な会議となります。ご関心ある方がございましたら、info@h-ar.netまで事前にお名前、ご連絡先、ご所属、参加理由、ご紹介者を記載の旨、ご連絡下さい。

何卒宜しくお願い申し上げます。

5月19日の朝日新聞夕刊1面に本取組の掲載がなされました

昨日、5月19日の朝日新聞夕刊1面に、一部本活動の掲載がなされました。

「谷中の下町風情ピンチ 改修しやすく、国が緩和に動く (清井聡)」

東京都台東区谷中をメインに、都心特有の地価の高さや開発圧力、そして、木造密集市街地における特有の課題等、歴史的価値を持つ建物の継承のハードルの高さが描かれる一方で、今般の政府の歴史的建築物活用の新方針により新たな可能性が示された旨が触れられました。

国土交通省、消防庁の通知に関して

4月1日付け発出の国土交通省、消防庁発出の通知となります。

◆国土交通省 通知

各都道府県建築行政主務部長宛て国土交通省住宅局建築指導課長「建築基準法第3条第1項第3号の規定の運用等について(技術的助言)

手続きの流れ 

◆消防庁 通知

歴史的建築物に係る消防法施行令第32条の適用事例の報告等について(依頼)

活動実績

2013年

9月11日(水)

国家戦略特区へ地域活性化・国際観光振興のための「歴史的建築物活用事業」に関する申請の提案母体として「歴史的建築物活用ネットワーク」設立(35自治体、16中間組織、5関係団体)

9月22日(日)

第36回全国町並みゼミ倉敷大会で「歴史的建築物活用ネットワークによる国家戦略特区提案の決議」採択

10月23日(水)

ネットワークの構成団体が35自治体、19中間組織、7関係団体に

11月7日(木)

「歴史的建築物活用ネットワーク」第1回会議(東京・砂防会館)開催

 

2014年

2月21日(金)

自民党本部「日本経済再生本部・地域力増強グループ」勉強会(後藤治共同代表)

3月7日(金)

関係者会議の開催

4月1日(火)

(公財)トヨタ財団2013年度国内助成プログラムとして助成開始

 

2015年

2月26日(木)「歴史的建築物活用ネットワーク」第2回会議(東京・求道会館)開催

 

2016年

3月6日(日)

「歴史的建築物活用ネットワーク」第3回会議(東京・早稲田奉仕園スコットホール)開催 参加者100名

4月〜

内子町「内子町内子型建築物保存活用検討委員会」(座長:安藤邦廣)発足(8/3、10/11、12/27計3回開催)

湘南邸宅文化ネットワーク協議会 主催「その他条例」を中心とした歴史的建造物利活用に係る研究会 第1期(平成 28年度)プログラム開始(HARNET共催)

12月 HARNET通信2016年冬号発行(NO3)

 

2017年

「公益信託 大成建設自然・歴史環境基金」助成

3月25日 「歴史的建築物活用ネットワーク」第4回会議(横浜・関内メディアセンター)開催 参加者120名

4月 湘南邸宅文化ネットワーク協議会 主催「その他条例」を中心とした歴史的建造物利活用に係る研究会 第2期(平成 29 年度)プログラム開始(HARNET共催)(5/20、7/8、11/11、1/20、3/17の計6回開催)

内子町「内子町歴史的建築物保存活用検討委員会」スタート(10/12、1/11、3/12 計3回開催)

11月 富山県における歴史的建造物の保全・活用事業講習会にて講演(事務局中島)

 

2018年

1月 HARNET通信2018年春号発行(NO4)

3月17日 「歴史的建築物活用ネットワーク」第5回会議(横浜・関内メディアセンター)開催

10月6日 日本建築士会連合会主催「歴史的建築物の活用による地方創生シンポジウム~国土交通省「歴史的建築物の活用に向けた条例ガイドライン」の普及に向けて~」運営協力

(公社)福島県建築士会「喜多方市歴史的建築物保存活用条例指針等策定業務」

愛媛県内子町「内子町歴史的建築物保存活用にかかる制度構築及び手引き作成等業務」ほか

 

2019年

11月10日 「歴史的建築物活用ネットワーク」第6回会議(京都経済センター)開催

活動紹介

歴史的建築物活用ネットワーク(HARNET)は、専門家、技術者の団体として、中立的な立場から、下記の活動を行っています。

  1. 制度構築支援ー歴史的建築物(古民家・近代建築等)の保存・活用に関する条例作りのサポート・助言
  2. 上記に関する勉強会・研修会・ワークショップの開催
  3. 情報提供ー各種メディア、関係団体機関誌などへの執筆、インタビュー、通信の発刊、ウェブの運営等

古民家特区とは?

古民家特区とは、2013年10月、国家戦略特区の中で規制改革事項等の検討方針が示され(第10回日本経済再生本部)、その中に「歴史的建築物の活用」が盛り込まれたことに基づき、2014年4月に各省庁から新しい仕組みが示された、この一連の「歴史的建築物の活用」を目指した制度づくりの総称を指します。

共同代表の安藤邦廣が日経新聞に連載されました。

共同代表の安藤先生の記事が日経新聞に連載されました。

「木の家が優しさ伝える」とても素敵な連載です。是非、ご覧下さい。

日経新聞 連載『人間発見』木の家が優しさ伝える 筑波大学名誉教授 安藤邦廣さん ①〜⑤

日経新聞 2014年3月31日(月)
①日本古来の木造技法を再現「震災復興を再評価の契機に」
日経新聞 2014年4月1日(火)
②三日三晩徹夜で仮設を設計 行政の壁越え「つち音」響く
日経新聞 2014年4月2日(水)
③プレハブ建築の権威に師事 「伝統見直せ」古民家巡る
日経新聞 2014年4月3日(木)
④南三陸での復興住宅に挑戦 「互助会つくりコスト大幅圧縮」
日経新聞 2014年4月4日(金)
⑤林は伐採してこそ若さ保つ 「建築の多様性を取り戻そう」