国土交通大臣認定取得 京都市「木製防火雨戸」のご案内

みなさん、こんにちは。HARNET事務局です。

この度、京都市が京都府建築工業協同組合、早稲田大学長谷見研究室等との協働にて研究開発がなされてきました「木製防火雨戸」が4/27付で国交大臣の認定を取得しましたので、遅ればせながら共有させてください。

準防火地域等に存在することの京町家の大規模修繕等に際しては、外壁の開口部にアルミサッシ等の防火設備の設置が要求されてきましたが、現在認められている告示及び認定仕様の防火設備では、建具の厚みが大きく、京町家の意匠形態が保存できない、木材のみで作ることができずに重くて操作性が低い等の課題の解決を図ろうというものです。

地方自治体による防火設備の大臣認定取得は全国初とのこと。

京町家の既存の木製建具を活かしたまま、木材を活用した防火性能の向上が可能になるとされます。(新築建物への活用も可能に)

 

参考

京都市HP

京都新聞朝刊5面「木製の防火雨戸「お墨付き」」京町家の意匠・耐火両立 京都市が開発 06/18 2021