みなさん、こんにちは、歴史的建築物活用ネットワーク事務局です。
この度、「奈良市歴史的建築物の建築基準法適用除外に関する条例」が制定(来年4月より施行)されました。
市内には奈良町をはじめ多くの地域に地域固有の歴史的・ 文化的な価値を有する歴史的建築物が承継されてきましたが、そうした建物の増改築や用途変更の際には、現行基準への適合が求められ、その改修において独自の意匠やデザインの維持が困難な場合が生じたり、解体されるケースも少なくありませんでした。本条例制定により、現状変更及び保存のための措置が講じられた歴史的建築物で、特定行政庁である奈良市が建築審査会の同意を得て指定したもの(保存建築物)については、建築基準法の適用を除外することができるようになります。
尚、奈良市における最新動向に関しては、来月、京都で開催される当会のシンポジウムでも報告いただける予定となっております。ご興味ございますみなさまはぜひご参加下さい。